夏の抜け毛対策
夏の暑さと薄毛
夏の暑さと日差しの強さは頭皮にとってどういう影響があるのでしょうか?
太陽光線はいくつかの光線が連続することで構成されています。
そのなかで目で見ることのできる光線を「可視光線」といい、
これをプリズムに通すと、赤から紫までの七色に分かれて見えます。
雨上がりの虹も可視光線が分かれて見える例ですね。
この可視光線より波長の短いものに紫外線というものがあり、
長いものに赤外線というものがあります。
この2つには以下のような特徴があります。
■紫外線:生理活動に深く関わっています。
■赤外線:温熱作用があります。
紫外線や赤外線は、地球上のはるか上空から降り注いであなたの頭皮に届き、そして乾燥させます。
頭皮が乾燥すると、人間の体は乾燥から身を守ろうとします。
その結果、体を冷やすために汗を出し、保湿するために脂を出します。
夏の暑いなか、しばらく外にいると肌はべったり、汗と脂でまみれてきますよね。
これが「夏の季節における人間の特徴」です。
汗と脂にまみれる頭皮が元気な髪の毛を生み出すことがとても難しいというのは、容易に想像できます。
この理由は大手のメーカーが宣伝しているのを見るとよくわかりますが、ここでもう一度確認しておきます。
人間の皮膚の上には、「皮膚常在菌」という細菌が存在しています。
これは、マラセチュアや皮膚ブドウ球菌、アクネ桿菌など約20~30 種類の雑菌類の一種です。
そのなかで皮膚常在菌の一種でカビの仲間のマラセチア・フルフルという菌は、フケと関係があるといわれています。
マラセチアは皮脂が多いと多く繁殖し、新陳代謝のスピードが速いと大量のフケが発生してしまいます。
このマラセチアという菌は、女性よりも男性の方に多く存在し、特に20代から30代の皮脂分泌の活発な年代に多いということです。
また、頭皮の毛穴付近にはアクネ桿菌が生息しています。
これは誰の毛穴にもいる細菌です。
普通は、肌を弱酸性に保つために働くよい細菌です。
問題はその増殖率です。
毛穴につまった汚れが多くなると、それをえさにアクネ桿菌が異常繁殖してしまいます。
また雑菌だけではありません。
皮膚には、皮膚ダニが棲息しています。
皮膚ダニはダニ科に属し、口器を皮脂や細胞に差し込んで栄養分を吸い取ってしまいます。
その際、組織細胞を傷つけ、炎症やかぶれを引き起こし、頭皮の健康を損なってしまうのです。
この皮膚ダニ、皮脂が多いところに多く棲息するそうです。
以上のことをまとめると、次のようになりそうです。
皮脂が多くなる→マラセチアがフケを多く生産する→アクネ桿菌が異常繁殖 →頭皮が病気になる。
また、皮脂が多くなる→皮膚ダニが異常繁殖→頭皮の炎症、かぶれが発生→はげる
これが、「汗と脂にまみれる頭皮が健康な髪の毛を生み出すことが難しい」理由です。
つまり「夏の季節における人間の特徴」は、はげになりやすい特徴となっているのです。
こうならないためには、まず頭皮を乾燥させないこと、そして頭皮を清潔に保つことが大切といえそうです。
頭皮を乾燥させないためには、太陽光線から頭皮を守ることが必要です。
そのため、夏の暑いなかに外出するときには、帽子をかぶることや、なるべく日差しを直接頭皮に浴びないといった注意が大切です。
帽子をかぶる際には、なるべく風通しのよいものを選ぶようにしましょう。
頭皮が蒸れてしまいますと、雑菌の温床となってしまいますから。
仕事柄、ヘルメットや帽子をかぶることが多いひとは、合間を見つけて頭皮を蒸らさないようヘルメットや帽子を頻繁にとるよう努力しましょう。
また夏ですから、海やプールにいくことも多いと思いますが、熱い日差しは頭皮自体を痛めることに加えて、上で述べたように乾燥から来る皮脂の過剰分泌を引き起こしてしまいますので、長時間頭皮を日差しにさらすことは避けましょう。
そして、毎日の洗髪です。
この季節ですから、多少の細菌や皮脂の増加はあるとしても、一日の終わりにしっかりと洗髪し、頭皮の健康を維持することによってそれらをリセットすることができるのです。
そして必ず寝る前にシャンプーすることをお勧めします。
なぜなら、上で述べた皮膚ダニは私たちが夜眠っている間に皮脂腺や毛根部分から這い出し、皮膚表面を排泄物や死骸で汚染してしまいます。
さらに皮膚表面に残った汚れを手足にくっつけたまま、また毛穴の奥深くに戻ってしまうのです。
これらの皮膚ダニがえさにする皮脂やよごれを、寝る前にきれいに洗い流しておくこと、これこそが就寝中の頭皮の健康につながるのです。

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