ヘアカラーと髪の毛

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ヘアカラーと髪の毛

ヘアカラーに注意する

髪の毛を染めるといえば、昔から白髪染めが普通でした。
白髪染めの歴史は古く、紀元前3000年前の古代エジプトで植物や鉱物を使って行われていたといいます。
日本では明治の中頃まで、タンニン酸と鉄塩を使って白髪染めがされていて、後半になってくるとパラフィニレンジアミンという物質が使われるようになったそうです。

ヘアカラー剤の種類

髪の毛を染める染毛剤は効果の持続時間の違いから、一時染毛剤、半永久染毛剤、永久染毛剤に分けられます。

・一時染毛剤
髪の毛の一番外側の毛小皮(キューティクル)に、染料や顔料を油脂、水溶性ポリマーなどを使って固定するものです。
一回シャンプーすれば落ちてしまうので、一時的な染毛剤と言えます。
製品としては、部分的な白髪染めやカラースプレー、カラームースなどがあります。

・半永久染毛剤

酸性の状態で髪の毛の毛小皮(キューティクル)より内側に染料を浸透させる染毛剤です。
効果は、3~4週間持続します。
染料には橙色205号や紫色401号などがあり、酸性の状態下で髪の毛の表面から内部に浸透し、アミノ基と結合します。

・永久染毛剤

酸化染料と呼ばれる染毛剤です。
低分子の酸化染料を髪の毛の中まで浸透させ、同時に酸化剤を使って酸化染料を溶けにくい高分子の色素にして発色させます。
そのためシャンプーしても色がとれません。
おしゃれを目的にした染毛剤です。

酸化染料という染毛剤

酸化染料を使った染毛剤を酸化染毛剤といい、医薬部外品として扱われているもので、パーマ液と同じように二剤型になっているものが多いです。
第一剤は酸化染料が主な成分で、酸化すると色がでるものと、それとくっつくことで色をだすもの、酸化染料を髪の毛の奥まで浸透させるアルカリ剤などが含まれています。
第二剤は酸化剤で、大体過酸化水素水が使われています。
酸化染毛剤で髪の毛の色が変わるメカニズムは次の通りです。

・第一剤と第二剤を混ぜて、髪の毛につける。
・髪の毛が、第一剤に含まれるアルカリ剤によって膨らみ、膨らんだ隙間に染毛剤が浸透する。
・第二剤によって、髪の毛の中のメラニン色素が取り除かれる。
・髪の毛の中で第一剤の成分が酸化され、発色する。
・シャンプーして仕上げる。

ヘアカラーの安全性

酸化染毛剤を使うとき、髪の毛はまず第一剤に含まれる強いアルカリ剤にさらされ、次に内部では過酸化水素水によって酸性状態が作られます。
そのため、ひとによっては髪の毛の強度が著しく落ちることがあります。
また、成分であるパラフィニレンジアミンやトルエン-2などはアレルギー反応を起こす可能性があるので、使用上の注意をよく読んで使用するようにし、パッチテストも行う必要があります。
さらに、染毛剤の使用上の注意には、染毛の前後1週間はパーマをかけないようにと記されています。
酸化染毛剤によってダメージを受けた髪の毛が、すぐにパーマ剤にさらされると、ひどいダメージを受けることになるからです。
ちなみにヘアカラーとパーマの両方を行うときは、パーマを先にした方がいいです。
それは、ヘアカラーによって発生した色素が、パーマ剤によって分解されてしまうからです。

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